248879 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ど田舎に棲む

ど田舎に棲む

大ボケ兄その1

『絶対男の子はほしい!』と言っていたダンナのご希望にお答えして、男の子産み分けを実施したワタシら夫婦。
この時は半年ほど頑張っただろうか?
男の子の場合は排卵日当日がいいから、わかりやすくて簡単だと思ったのだが、プレッシャーを感じていたのか(え、このワタシが?と言う感じだが)わりと時間がかかってしまった。

妊娠判定薬の印(妊娠なら赤い丸が出る)がえっらい薄かったのを覚えている。
隣のSちゃん(ダンナ同士が同僚)の所へ見てもらいに行った。

これは妊娠すると出るホルモンが少ないからだと思うのだが、おかげでつわりもなかった。
タバコを吸った時だけキモチ悪くなったので、その時にキッパリと止めることが出来た。
ダンナは隠れて仕事場なんかで吸ってたらしいが・・・

つわりがないということは、食欲が旺盛になるということで、それまで欲しいと思わなかったハンバーガーやフライドポテト、アイスクリームなんかが食べたくって、3日に1度は近くのハンバーガー屋に通ったりしていた。

おかげで体重20キロ増・・・(T^T)ウルウル

5ヶ月を過ぎる頃からお腹がよく張るようになり、臨月に入ってもそれが続く。
初めてだから本物かどうかなんてわからない。
早く産みたい!と言う気だけ焦って、予定日3日前の夜、軽いお腹の張りが10分おきになったと言って入院させてもらう。

一晩モニターをつけて観察するが、朝起きたら消えていた・・・
思い込んだらまっしぐら!のワタシは産むつもりで来たのに帰るわけには行かないと先生に駄々をこねる。
じゃあ子宮口を柔らかくするゼリーを入れてあげるから、とやってもらったら、30分ほどで陣痛が来始めた。

それから一気に痛みがどんどん強くなる。

その日は日曜日で、ダンナの応援するフットボールチームの試合をTVでやっていた。
人が苦しんでるのにヘラヘラTV見てるダンナ。
だけどその試合が終わるまで、見せてあげた恩を一生忘れて欲しくない。

日曜だと言うので先生も一旦家に帰ってしまった。
残されたのはナースとワタシら夫婦。
無痛分娩をお願いしていたのに、先生がまだ来ないからちょっと待って、とお預け状態が続く。
とりあえず点滴で鎮痛剤を入れてもらったが、陣痛の間に眠くなるだけで、陣痛が軽くなるわけではなかった。
かえって陣痛が立て続けに来ている感じがして、余計辛かった。

陣痛が始まってから6時間半ほど。
なぜか便意に襲われる。

動きたくなかったが、コドモと一緒にウ○コを産みたくなかったので、点滴のスタンドをズリズリ押しながら、トイレに入る。
便器で頑張ること30分。
まだいきんじゃいけないところをいきみたくないので、菊のご紋に意識を集中するが、これが難しい。
60%くらいの力を入れていたが、出ない。
しかし便意は続く。

ナースが入ってきて、ちょっと子宮口をチェックするからということで、ベッドに戻った。

『あら、もういきんでいいわよ。全開してる。』

||||||||||||||(* ̄? ̄)????||||||||||||||||
え?と言うことは無痛分娩はなしっすか???

そして先生が来ないまま、3人でいきみ始めたのだった・・・


© Rakuten Group, Inc.